岐阜県郡上市にて「キヌガサダケ」を日本で初めて人工栽培に成功

岐阜県郡上市にて「キヌガサダケ」を日本で初めて人工栽培に成功

キノコの女王」と呼ばれ、中国ではフカヒレ・ツバメの巣に並ぶ三大高級食材として「キヌガサダケ」がとりあげられます。

キヌガサダケ」は中国料理のみならず、フランス料理やイタリア料理でも高級食材として知られています。

白い優雅なマントを広げたキヌガサダケ

キヌガサダケとは

先にも記述したとおり高級食材として有名ですが、
古代から現代に至るまで中国では薬として重宝しており、
カリウム・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ナトリウム・鉄・等のミネラルを豊富に含んでいます。

薬効は、肥満予防・血糖降下作用・血圧降下作用・抗がん作用・免疫力強化などあると言われ、ガンや生活習慣病など現代人特有の疾患の多くに効果的な薬効を持ち合わせていると言われるキノコです。

キヌガサダケの価格は

キヌガサダケの流通量は非常に少なく、初夏〜秋頃に生育するものの栽培が難しく貴重なキノコだということで、生のもので100g 1万円するとも言われています。
日本では、環境省が定める絶滅危険度を評価したレッドリストに入り、準絶滅危惧種・保護を要する生物・要注目種などに指定されています。

日本で流通されているキヌガサダケのほとんどは乾燥したもので、旬の初夏〜秋にかけてごく稀に日本の市場で生のキヌガサダケを手に入れる事が出来ますが、やはりとても高価なキノコなのは間違い無いです。

キヌガサダケの味・匂いは

キヌガサダケ自体に味はありません、しかしキヌガサダケに料理の出汁を存分に吸い、『シャキシャキ・プルプル』と今まで感じることの無い色んな食感を感じる事が出来ます。

調理される前のキヌガサダケの匂いは人によっては『臭い』と言う方もいますが、『森の香り』だとか、独特な『優雅な芳香』ともいわれます。

人工栽培に成功

岐阜県郡上市にある株式会社ハルカインターナショナルにて日本で初めてキヌガサダケ量産人工栽培に成功しました。

株式会社ハルカインターナショナルは、日本で唯一の有機JASキノコの生産技術を活用して、2017年からキヌガサタケの人工栽培の準備を進めてきており、
培地方式と呼ぶ栽培方法で、竹林伐採から得た竹チップの発酵物などを栄養材にしながら、キヌガサダケの発生環境を整えてきました。
その結果、7月中旬から約150平方メートルの栽培棟で、数百個ほどの幼菌が順次、地表面に現れ、現在では、一日数百個のキヌガサタケの収穫ができたそうです。

キヌガサタケ栽培は、全国で問題となっている放置竹林問題の解消策にもなるようです。
国産キクラゲの日本最大メーカーでもあるハルカインターナショナルは、農場周辺の広葉樹などを菌床原料に活用し、廃棄菌床を優良な堆肥とする循環型農林業も行っています。
環境保全志向がある他企業とともに、環境グリーンボンドなどを活用した事業拡大もはじめるようです。

気になるキヌガサダケの値段は、生キヌガサダケが3本入って1,000円位みたいです。
100g3千円ほどだということです。

2018年9月時点ではネットショップにて販売しているようで、来年の夏の収穫期から本格的に市場にでてくるようなのでたのしみですね。
詳細は株式会社ハルカインターナショナルホームページにて確認してみてください。

社名 株式会社 ハルカインターナショナル
代表者 井上九州男
所在地 岐阜県郡上市和良町横野919
連絡先 電話 0575-77-4077 ファクス 0575(77)4080
資本金 2000万円
社員数 30人
事業内容 有機JAS認証きのこ類及び有機JAS乾燥きのこ類の生産・加工及び販売
有機JASきのこ菌床の生産及び販売
種菌の生産
取引実績 国内外食大手、流通大手。海外オーガニック農産物専門販売店など。

 

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